アスパラと関節リウマチ

先日、北海道産の大きなアスパラを念願の箱買いした！

茹でて、焼いて、天ぷらにして味を比べてみたところ、焼きバージョンが甘みがいちばん強くなった。天ぷらも美味しい！
来年もまたアスパラだけは奮発しようと思う。

ところで、アスパラ祭りの翌日、鼻が良いダンナが「尿の匂いが変」と言う。

調べたところ、ほうれん草などに入っているというシュウ酸が
アスパラにも多く含まれていることが判明。ということは、焼きや天ぷらだとシュウ酸が抜けないので結石に注意しなければならないのかもしれない。

そういやシュウ酸とリウマチと何か関係はあるかなと調べてみたら、シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害するらしい。

関節リウマチ（RA）は、炎症性自己免疫疾患のひとつで、自己の免疫機能が通常とは異なる働きをしてしまうため、関節の変形や関節の痛みなどを伴う膠原病の一つです。

関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されてしまうことで、様々な関節の機能が損なわれてしまうため、治療せずそのまま放置しておくと、関節が変形し、日常生活が困難になってしまいます。

関節リウマチの治療薬として代表的なものとして、副腎皮質ホルモン（ステロイド）がありますが、この薬には骨の形成を抑制し、カルシウムの排泄を促進するという副作用があります。そのため、骨量が減少して骨粗鬆症を引き起こす原因になると危惧されています。

骨粗鬆の防止のためにも、食事療法として、カルシウム・ミネラルをしっかりとることが挙げられていますが、実はこれらの吸収阻害を引き起こす物質が天然の食物には含まれています。実は、その正体が、山菜や特定の野菜に多く含まれる「アク」です。

アクの成分にはホモゲンチジン酸やシュウ酸、苦みの原因になるアルカロイドや、渋みを出すタンニン系物質などがあります。アクの強い食物は、そのままでは美味しく食べられないという調理上の理由からもアク抜きをしますが、通常のアク抜きだけでは不十分なものも多くあります。特に緑黄色野菜の代表とされるほうれん草は、多量のシュウ酸を含んでいて、カルシウムの吸収を阻害するといわれています。

アクの多い食べ物
１． 大根
２． 人参
３． 牛蒡
４． なす
５． ほうれんそう
６． ヨモギ
７． オオバコ
８． タンポポの根
９． 山菜類
１０．果物の皮の部分

通常のアク抜き以外には、果物の皮の部分に多くアクが存在しているため、リンゴやミカンの皮などは必ず剥いて食べると良いでしょう。また肉や魚介類は生食よりも煮てアクを取ってから食べほうが体には良いとされています。また野菜を沸騰させた湯の中に、塩をひとつまみ入れておくと、酸化酵素の作用をおさえる効果が期待できます。

アクは人体にとっては毒素になります。摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害するだけでなく、炎症を増強させたり、アレルギーを増強させる原因にもなります。食物のアクぬきは十分に行うことが必要です。
http://karadanote.jp/11533

ついでになぜカルシウム吸収が阻害されるかというと、シュウ酸がカルシウムと結合しやすく、結合したまま体外に排出されてしまうからだそう。
http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/47.html

ということは、アスパラを食べる時はカルシウムもたくさん採ったほうがいい？
でも尿に出たシュウ酸が尿のカルシウムと結合すると尿路結石になるようなので、水を多めに飲むのがいいのだろうか。