9月末にウズベキスタンを旅してきた。
出発前に「ウズベキスタンってどこ?危なくないの?」と何度か訊かれた。「中央アジア」と答えると、「中央アジアってどこらへんだっけ?」
ざっくりいうと、ロシアの下、中国の左あたりが中央アジア。
「危なくない?」という質問は「~スタン」という国名に起因すると思われるが、結果から言うと、観光客が訪れるようなエリアについてはかなり安全だった。警察官もたくさんいたし、地元の人もかなり親切だった。
ウズベキスタンは旧ソ連領の国だからか、都市部の風景はアジアというよりヨーロッパ的で、石造りの立派な建物が並び、道路も広く、歩道もコンクリートできちっと舗装されている。
これなら車いすでも大丈夫そう、と思ったが、よくよく歩いてみると歩道に突然大きな段差が現れたり、40cm程もあるのカバーのない側溝に行く手を阻まれたり、と、歩行者や自転車、ましてや車いすのことを考えた作りにはなっていないようだった。(ちなみに自転車の人をほとんどみかけなかった。公園でレンタサイクルを楽しむ人々はたくさんいたので、自転車は移動手段ではなくレジャーのようだ。)
ウズベキスタンの観光スポットといえば、モスクや墓、遺跡が主となる。どこの国でも同様だが、古い建物や遺跡は階段や段差が多いので、足が悪いと苦労も多い。ただ、ヨーロッパとは異なり、歩きにくい細かい石畳がないので、歩行は楽だった。物価も人件費も安いので、タクシーを躊躇なく使えるも気が楽だった。
気になったのが、ウズベキスタン女性の膝について。
観光に出てきたウズベキスタンの中高年女性のほとんどが、膝関節に痛みがあるのでは?と思うほど、みんな階段の昇り降りに苦労していた。若い女性はモデルさんのように細いのだが、中年以上の女性はほとんどみんな重すぎるのだと思う。もしくは、そもそも歩いたり階段を昇り降りする習慣がないのだろうか???
それに比べて日本の高齢者は元気で健脚な人が多くて素晴らしい。
旅の写真は別途アップしたいと思う。
下はサマルカンドのレギスタン広場の昼と夜。
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