医薬品の世界売上ランキング 2010年版


ミクスOnlineに2010年の医薬品の売り上げランキングが載っていた。

『2010年世界売上ランク 40億ドル以上は21製品 バイオ医薬品の成長目立つ』
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/41208/Default.aspx

以下抜粋:

同事業部のランキングは、創製されたひとつの成分が世界でどれだけ売り上げているかを分析したもの。同一成分を販売している各社ブランド品売上げや創製メーカーのロイヤリティを含めた合計数値を用いている。

世界売上40億ドル超の21製品をみると、まず大型慢性疾患用薬では、スタチン製剤がリピトール(ファイザー/アステラス等)とクレストール(塩野義/アストラゼネカ)、ARBがディオバン(ノバルティス等)とブロプレス(武田薬品/アストラゼネカ等)の各2製品がランクインした。PPIは、欧米で3~4製品に後発品があるため、ネキシウム(アストラゼネカ)のみランクイン。その一方で、抗がん剤はロシュ/中外のリツキサン、アバスチン、ハーセプチンと、ノバルティスのグリベックの4製品が名を連ね、抗リウマチ薬ではバイオ医薬品のレミケード(J&J等)、エンブレル(アムジェン等)、ヒュミラ(アボット等)の3製品がランクインした。

◎バイオ医薬品は8製品

次に低分子医薬品とバイオ医薬品に分けてランキングをみると、バイオの成長ぶりが見て取れる。製品数では低分子が13製品、バイオが8製品――。ただ、合計売上と成長率は、低分子が823億3000万ドル、伸び率が4.3%増(34億ドル増)だった一方で、バイオは518億1000万ドル、同11.8%増(54億6000万ドル増)だった。

バイオの中で特に前述の3つの抗リウマチ薬の増加が顕著で、これら3製品だけで計221億ドル、同16.6%増(31億5000万ドル増)となった。抗リウマチ薬3製品だけでバイオ8製品の増加額の58%を占める。なお、2週間に1度の自己注射で済むヒュミラは、欧州全体でリピトールに次ぐ売上2位の製品となっている。

トップ21製品のなかにリウマチ薬が3つも!生物学的製剤は値段が高いから、売り上げも高いのですね…。

生物学的製剤は作るのにお金がかかるから値段が高いそうですが、実際どんなもんなんだろう。ジェネリックが出ても作るのが大変で価格が高いのだったら、値段がそれほど下がるとは思えないし、そもそもジェネリックを他社が作ろうと思わないかもしれないし、時間があったら調べてみたいエリアだ。

ついでに医薬品別の利益ランキングも見てみたい。(そんな情報どこにも出てないだろうけど…)

コメント

タイトルとURLをコピーしました