非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)で血圧上昇の可能性

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)で血圧が上がる可能性がある、という記事を見つけた。

関節の症状が収まってからはほとんど鎮痛剤を服用することはないのだが、手持ちの鎮痛剤の副作用の欄にも書かれていないような。

対象となったのは、心疾患をもつ患者と関節炎がある患者の合計444人。関節炎には、変形性関節症と関節リウマチの患者がいた。

これらの患者を「セレコキシブ」(100~200mgを1日2回)、「イブプロフェン」(600~800mgを1日3回)、「ナプロキセン」(375~500mgを1日2回)を投与する3グループ、さらにそれぞれにプラセボ(偽物の薬)のグループを加えてランダムに割り付けし、4カ月間の血圧値の変化を評価した。

ちなみにセレコキシブ、イブプロフェン、ナプロキセンは、鎮痛、解熱、抗炎症薬として用いられる非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)。一般的に入手しやすい市販薬だ。

研究の結果、4カ月後の収縮期血圧(SBP)の平均値は、セレコキシブでは0.3mmHg低下した一方、イブプロフェンでは3.7mmHg、ナプロキセンでは1.6mmHgも上昇した。
さらに追加の解析では、研究開始時に「正常な血圧」だったが、研究終了時に「新たに高血圧を発症」した患者の割合は、イブプロフェンで23.2%、ナプロキセンで19.0%、セレコキシブで10.3%だった。

いずれも「非ステロイド性抗炎症薬」を服用すると「血圧が上昇する危険性がある」――というのが示された。そして、関節炎患者が心血管疾患のリスクが上昇する一因に、このような薬を定期的に飲んでいることが影響していると考えられる。

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ググると、腎機能が弱い人はNSAIDSの服用でむくんで血圧が上がる、というような解説が出てくるが、副作用欄に書いてないとすれば、さほど問題じゃないということなのだろうか。

処方されていたときも病院で特に血圧を測ったり質問されたりした記憶はないような…。そもそも私は血圧が低いで大丈夫そうだが、高めの人は気にしたほうがよいのかもしれない。

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