関節手術に関する記事

最近ベランダ菜園と観葉植物の世話、夏休みの調べものが多くてブログを書く時間が取れない日々が続いていますが、元気です。

そんな中、「現代ビジネス」のサイトで『医者に言われても断ったほうがいい手術とその「後遺症」』という記事を読んだ。

内容は、関節リウマチや変形性膝関節症等の関節の手術において、すぐ手術を勧めてくる医者や安易な気持ちでの手術は止めた方がよい、というものなのだが、タイトルの「断ったほうがいい手術」だとまるで手術が悪いことのようではないか。

昨今こういう注目を得るための安易で派手な、場合によっては「間違った」見出しを付けている記事が多くて、どうかと思う。

Lから始まる某ニュースサイトなんて、見出しをクリックしたら内容がまったく違うこともあり、詐欺と同じじゃないかと思う。

本題に戻るが、記事で気になった下記部分↓

関節の手術を多数こなしてきた整形外科医は、手術の難しさをこう語る。
「リウマチの手術は、やってみないと正直どういう結果になるか、分からないんです。必ず一部の患者さんは『痛みが引かない』、『思っていたのと違う』と不満を漏らします。骨を削ったことで別の部位に骨が当たるようになり、新しい痛みが出たという患者さんも少なくない」
確かに、手術をしたからといって万全の健康体になるわけではない。だがそれ以上に怖ろしいのは、一度手術をすると、もう二度と、「手術前」の状態にすら戻らないということだ。

やってみないと結果がわからない、と言うのは他の手術やどの治療でもでも多かれ少なかれそうなんだろうが、自分の身になって考えるとかなり心配になる。

人間の身体は1か所しか痛みを感じられないから、一番痛いところが治ると、(それまで痛みを感じてはなかったけれど)2番目に痛い箇所が痛み出す、という話も聞く。リウマチで痛い手首を直したら、今度は足首が痛くなって歩行が困難、
なんてこともあるのだろうか?

手術や治療について、
「やってみないとわかりません(自分で決めてね)」と
「(きっと)治ります!(どうなるかわからないけど)」と、患者としてはどちらがいいのだろう?

また、「7割は成功しますが、3割は失敗して今より悪くなります」だとしたら、自分は治療を選ぶのか、何割成功だったら納得なのか、等、考え始めたらきりがない。

私自身はリウマチになってから手術が必要な気配はまったくないが、幼少期から踵の骨が出っ張っていて、ずっと靴擦れと戦っている。
骨が出ている上に、突起部をカバーしようとその付近の角質が余計盛り上がり、さらに出っ張る始末。

自己診断だと「ハグルンド病」だと思うのだが、判定されたところで入院して手術まで受ける勇気が出るかどうかはまた別の話…。
(ちなみにリウマチとは関係ないことを確認済み。)

コメント

  1. セリエ より:

    手術
    手術ならお任せください。
    10回以上手術室に入ったという経験をおはなしします。
    まず股関節・膝関節の手術に関しては躊躇なくしたほうが
    良いと思います。こんなに歩きやすくなるんだとうれしくなりました。
    ただ私の場合股関節の手術であり得ないことが起こり
    再手術しました。手術した関節に細菌が入ったとかいうありうることではなくて、置換した人工関節に問題があったのです。たぶん日本でこんなことを経験した患者はほとんどいないと思います。あまり詳細に書くと
    手術を怖がる人もいらっしゃるかと思いますので、やめておきます。
    とにかく人工関節置換手術を医師が勧めたら、信頼して手術することをお勧めします。

  2. コアラ より:

    セリエさん
    いつも貴重な体験談をありがとうございます。
    手術、大変ですよね。さらに再手術まで…。

    何度も繰り返し行う治療と違い、手術は1回キリというケースが多く、成功度合を比較することもできず、受けるのに勇気がいります。
    いつも相談している医師がいても、執刀は別の医師だったりしますし、自分の身体の中とはいえブラックボックスなので、私だったら疑心暗鬼になってしまいそうです。

    何事もそうですが、医師を信頼することも大切ですし、メリット・デメリットを自分で納得できるまで調べたり考えたりすることも大切ですね。

  3. セリエ より:

    手術その2
    なんとなく違うんですね。コアラさんの場合はまだ手術の必要性がないからでしょうね。
    わたしの場合手術しなければ寝たきりになるしかない状況で選択肢は手術しかなかったわけです。
    頸椎の手術の場合椅子に掛けていることもできず、
    食事も寝たままおにぎりを食べる。手術前の入浴もつらくて、お風呂から病室まで「車椅子で帰りましょう」と看護師さんが言ってくださったのですが、そんなにゆっくり戻るほうが苦しいからと、歩行器で走って戻りベッドに横になって
    ほっとしました。
    手術をさきのばしにすることで他の関節に負担がかかります。
    95歳の方と同じ病室になったことがありますそのときの医師の言葉をそのままつたえます。「たとえ95歳といえど、寝たきりになるよりシルバーカーででも室内を歩くことができるようになるのであれば寝たきりになるより介護する人も楽だし、とりわけ本人にとってうれし。いことです。」その方は人工関節置換手術をしてリハビリで歩けるようになり、退院されました。
    今人工関節置換手術は技術も人工関節もよくなって
    ほとんど心配することはないと思います。100%安心とは言えませんが。

  4. コアラ より:

    Unknown
    セリエさん、
    確かに、「寝たきりになるしかない状況」という場合は選択肢が無いですね。

    「手術をさきのばしにすることで他の関節に負担がかかります。」というのは目から鱗というか、よく考えればそうですよね。
    失敗を恐れていたら何もできなくなっていまいます。
    セリエさんのコメントに勇気付けられます!

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