福島民報に気になる記事が載っていた。
福島市から乗用車の処分を求められた上、生活保護を停止されたのは生活保護法に違反するとして、同市在住でリウマチなどの障害がある女性(72)が31日、県に生活保護停止処分の取り消しと執行停止を求める審査請求を申し立てた。
弁護士によると、同法や厚生労働省通達などでは生活保護受給者の乗用車所有を原則として認めていないが、障害者の通院など生活の維持と自立の助長につながる場合に限っては例外的に所有が認められている。
女性は通院のために乗用車を所有していたが、市は「買い物にも使っている」などとして乗用車の処分を求めたという。昨年3月に文書で処分を指示されたが、女性が応じなかったため、7月から生活保護が停止されたと主張している。
弁護士や支援者は31日、県庁で記者会見し「一方的な生活保護の停止だ。女性は貯蓄を切り崩し、生命が脅かされている」と訴えた。一方、市担当者は「市が独断で決めているわけではない。国や県、医師などの意見を総合的に判断している」としている。
審査請求は行政処分の妥当性を審査する県の手続きで、処分庁の弁明と申立人の反論を精査する。裁定には法的拘束力がある。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014080117208
現在の生活保護制度については、私としてはいろいろ支持できない面も多く、ほんの一部とはいえ、汗水たらして働いている人をよそに、受給者がパチンコに通っていたりするなんて話を聞くと腹が立って仕方が無い。
早くアメリカのようにフードスタンプ制になればいいとも思っている。
生活保護支給額よりも最低賃金が低い逆転現象についてはつい先日解消される運びとなったようだが、汗水たらして働いた人よりも受給者が楽な生活をして欲しくない。
さらに、年金よりも生活保護の額の方が多いことも気に食わない。少数だと思いたいが、嘘をついて受給する人もいて、それを一つ一つ判断する行政も大変だと思う。
でも、この記事の女性に関しては高齢でリウマチ、どうにかならないものなのか?
受給者は原則的に車の所持はできないが、通院や仕事で使う場合は認められることもあるという。
上の記事に「買い物にも使っている」から車の処分を求められたとあるが、リウマチで歩行や重い荷物の運搬が難しければ、買い物にだって車は必要だろう。
でもでも、72歳で高齢だったら、自分で運転するよりももっと良い方法がある気もする。この女性の地域ではどうかわからないが、買い物支援や通院支援を行っている自治体は多い。
リウマチの話というより生活保護の話になってしまったが、ほんの一部の人の悪事や我が侭のせいで本当に支援が必要な人に届かないのも残念だし、かといって、限られた予算から必要とする人全員を支援することもできないし、何とも気が重いトピックだ。
コメント
Unknown
コアラさん
みゆも、2~3日前に、この記事を見て、悲しい気持ちになりました。
高齢でリウマチで・・・
車で買い物・・・・致し方ないのではないでしょうか。
ネットスーパー? 電話注文? であるなら、車所有を認められるのでしょうか。
不正受給者と、本当に困っている人の見極めは難しいと思いますが、
同病の者として、つらいです。
この記事の女性が、きちんと治療を受けて、おだやかに暮らしていければいいなあ・・・と思います。(>_<)
みゆさん
気が重いトピックなのに、コメントありがとうございます!
みゆさんの仰るとおり、ネットスーパーや電話注文だったら車の所有を認められるとするならば、本末転倒な話ですよね。
この女性のリウマチの症状や生活環境まではわかりませんが、自力で通院や買い物をすることは良いことだと思うので、なんだかなーと思います。
都会や町の中心部では徒歩でもなんとかなると思いますが、うちの実家を含め田舎や郊外では車は必需品です。さらにリウマチで歩行に苦痛を伴うとしたら、車椅子の人から車椅子を奪うことに近い意味を持つかもしれません。
私も、この女性が穏やかに暮らせる日が来ることを祈ります。
Unknown
私もテレビでみたのだけど、生活保護のお金をもらって、すぐパチンコ屋に行く人の映像をみて腹が立った・・。
メロンホイップさん
コメントありがとうございます。
お元気でしたでしょうか?
配布されたお金の使い道はある程度自由だとしても、パチンコは無いですよね…。飽きれます。
生きる上で楽しみはあるべきだと思いますが、パチンコはないだろうと…。